情報価値編集論

編集とは、世の中に散在する物事を収集し、独自の視点をもって分類・整理・再構築することにより、新たな文脈をつくり出し、価値を創出する一連の作業である。特に情報の送り手と受け手の境界が消滅しつつある現代において、情報価値を左右するひとつの大きな要因は感性である。同じ物事を
扱っても、編集者の感性や視点の持ち方、編集の仕方、メディアの選択によって、受け手が感じ取る価値は大きく変わる。情報の受け手のニーズや感性と編集者のものの見方や感じ方の間に適切なインタラクションが生じたときに、新たな情報価値が創出される。そのためには、社会の現象を適切に読
み取り、テーマを発見し、それに対するメッセージを適切なかたちに加工して発信する編集デザイン能力とスキルが求められる。本科目では、広義の編集の概念と手法を修得する。

池田 美奈子  /