カリキュラムの考え方
修士課程では、必修科目として、専門領域を深化させるとともに他の専門領域へと越境・融合するための基盤となる「融合・越境リテラシー」、各学問領域の基礎知識・理論を習得する「ユーザー感性スタディーズ概論」があります。さらに、本専攻の特徴的な科目である、異分野が越境・融合しながら課題解決にアプローチする実践的な「融合・越境型PTL(プロジェクト・チーム・ラーニング)」と「越境ゼミ」も必修としています。多様な専門性を背景とした学生がひとつのチームになって、それぞれの専門性の深化と異分野越境を繰り返します。そうすることで社会課題の複雑さや様々な分野が絡み合うことにより発生している諸課題を理解し、課題解決のために他者と協力する能力や新しい価値創造の力が身につきます。
推奨科目としては「人間理解科目」「共生科目」「共創科目」の3つの視点から各専門領域の科目を履修するとともに、デザイン学、芸術学、感性科学、心理学、教育学、人類学、社会学などの多様な専門性を持つ学生が自身の専門性を深められるように、自学府だけでなく他学府が開講する科目の履修も推奨しています。
博士課程は、上記の修士課程の科目を一層深化させるとともに、博士論文執筆のための指導を重視しています。