授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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統合新領域最先端セミナー | 統合新領域を構成する3つの専攻の教員が、自身が研究を行っている分野の最先端領域について講義する。学生は自分の所属する専攻だけでなく、他専攻教員の講義も受講することにより、様々な研究分野における知の統合や創造の事例を学習する。講義で紹介される各分野における方法論や現状、将来展望等を学ぶことによって、学生は自らが「科学的な知の統合と創造」を行うための基礎を養成する。 | 1 | 1年前期 |
英語科学論文の書き方と国際会議でのプレゼンテーション技術 | 英語科学論文を書こうとする初心者の大学院生に向けて、実際に投稿されたNatureやScienceなどの論文を題材にし、論文の構成と書き方について講義を行う。
また、国際会議などでの英語によるプレゼン技術についても実践的な演習を通して指導する。 | 1 | 1年後期 |
入試・入学
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授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブサイエンス概論 | オートモーティブをめぐる現状と展望を中心に、自動車産業の経済的位置づけと現在までの歩み、自動車技術の進化と将来展望、自動車産業のグローバル化、自動車と人間・社会の関係、自動車と環境・エネルギー問題、自動車産業の求める人材像などを学ぶ。自動車メーカーのトップの方々による講義を通じて、オートモーティブサイエンスを学ぶ意義やセンスを深く理解し、それを大学院での研究課題に結びつけ、将来のキャリアパスを描くことになる。 | 1 | 1年前期 |
国際コミュニケーション演習 | コミュニケーション及びプレゼンテーションに関する指導を行い、英語による研究成果発表及び質疑応答の能力を涵養する。 | 4 | 1・2年通年 |
オートモーティブサイエンス演習 I | 修士での研究テーマの設定を演習や実習を通じて指導する。特に自発的に実践的なテーマを発見し,そのテーマにどのように取り組むべきか,を指導する。 | 2 | 1年前期 |
オートモーティブサイエンス演習 II | 演習Iで設定したテーマにそって,先行研究のレビューに基づくテーマの分析枠組みを策定し,それに基づく実証分析や実験計画の具体化を図れるように指導する。また研究成果の一部は国際コミュニケーション演習での発表を行う。 | 2 | 1年後期 |
オートモーティブサイエンス演習 III | 資料収集や実験などの実証的な研究活動を促進し,得られたデーターの整理と発見事実の理論的な考察を深めるように指導する。その一部は学会や研究会への対外的な発表ができるように論文やレポートにまとめるとともに,国際コミュニケーション演習での討議に積極的に参加を求める。 | 2 | 2年前期 |
オートモーティブサイエンス演習 IV | 修士論文として研究成果を取り纏めるように指導する。修士論文が学術的に高い水準に達っしているばかりでなく,オートモーティブサイエンスとして実践的な課題に応えるものになっていることに留意して,研究成果の総合化を指導する。 | 2 | 2年後期 |
インターンシップⅠ | インターンシップ協力企業において、1ヶ月程度の研修を行う。講義で得た専門的な知識を仕事の場で実践する。事前指導及び事後指導において、機密情報の取り扱い等に関する指導を行う。 | 3 | 1年通年 |
インターンシップⅡ | インターンシップ協力企業において、1ヶ月程度の研修を行う。期間内に所定の課題を解決するプロセスについて実習する。 | 2 | 1年通年 |
インターンシップⅢ | インターンシップ協力企業において、1ヶ月程度の研修を行う。主体的に計画を立案する方法を実習する。 | 2 | 1年通年 |
インターンシップⅣ | インターンシップ協力企業において、1ヶ月程度の研修を行う。プロジェクトのマネジメント方法を実習する。 | 2 | 1年通年 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブ先端材料科学概論 | 自動車車体および部品の先端材料(鉄鋼材料,非鉄金属材料,非金属材料)の現状と課題について,材料組織科学,材料加工科学,機能物性学等の幅広い基礎からの講義により理解する。 1) 近年,カーエレクトロニクス化や安全性向上のための車載半導体技術が非常に進化している。これらの基礎となる半導体デバイスの基礎について解説を行なう。 2) 種々の表面処理技術の原理と応用について説明すると共に自動車用鋼板の腐食現象とその対策を解説する。 3) 自動車の軽量化を実現するための材料開発および加工技術について概要を説明する。 4) Al合金, Mg合金の自動車への適用例と課題を説明する。 5) 自動車用の高分子材料の使用状況について,概説するとともに,重要な高分子の例を引きながらその物性,特長について講義する。 | 2 | 1年前期 |
自動車用金属材科学 | 自動車の燃費向上と排出ガス削減には,車体重量の軽減が必須で,そのためには,自動車用材料の60%を占める鉄鋼薄鋼板の高強度化が有効である。また,高強度化することにより,耐衝突安全性も格段に向上し,事故による死亡災害を回避できる。一方,鋼板の強度を上げることにより,プレス成形性は損なわれ,これらの特性の両立は材料研究における大きな課題となっている。塑性加工学を考慮した最新の鉄鋼材料学を講義し,材料開発の基礎力を高める。 | 2 | 1年後期 |
自動車用材料の接合および複合学 | 自動車用鋼板として、一般構造用鋼のみならず、近年は車体の軽量化や高強度化を目的として、高張力鋼をはじめアルミニウム合金等も用いられている。構造用部材を接合する技術とその特性を学ぶとともに、近年用いられている特殊鋼についても、その接合原理の理解を深める。凝固基礎理論を理解し、高機能を有する鋳鉄及びアルミニウムの結晶組織制御法について学ぶとともに、軽量化法及び特性の向上を図る方法について習得する。また、接合を応用した例として複合法があるが、金属材料やプラスチックを母相とした複合材料の製造法や材料設計についても概説する。 | 2 | 1年後期 |
塑性変形学 | 自動車用材料の加工に際して不可欠の塑性変形の基礎を講述する。まず塑性変形の原子論的理解を深めるため,結晶格子欠陥,中でも転位論について解説する。さらに,材料の降伏現象,加工硬化,回復といった塑性変形に関わる材料学的重要問題について,マルチスケールな視点から講述する。さらに材料加工に際して大きな障害となる破壊現象についても,破壊力学的巨視的視点と原子論的微視的視点の両者からアプローチする。 | 2 | 1年後期 |
自動車用材料制御学 | 自動車に使用される金属材料の機械的性質や機能は金属組織に強く依存しており、その金属組織を制御する技術が熱処理である。本講義では、主に鉄鋼材料を対象とした熱処理に関して、
| 2 | 1年前期 |
エネルギー材料科学 | 電子立国から蓄電立国にシフトしつつある我が国の電気通信、自動車、エネルギー産業の牽引役となっている高エネルギー密度蓄電池を中心に、そのバックボーンとなっている反応機構や、電池材料の設計の基礎となる材料化学、電気化学、固体物性を概説し、蓄電池を取り巻く周辺関連分野、次世代蓄電池の動向についても言及する。 | 2 | 1年後期 |
自動車用高分子材料学 | 高分子は自動車の内装,外装,機能部品,構造部品等に使用されており,必要不可欠な材料となっている。本講義では,樹脂・エラストマー・複合材料の基礎的な理解と設計指針を中心に講義を進める。また,自動車用の塗料や接着剤についても高分子材料が重要な役割を果たしていることを紹介する。本講義では,自動車用高分子材料の「開発」という観点から講義を進めるが,廃車リサイクルと環境問題についても考える。 | 2 | 1年後期 |
セラミック材料物性学 | 現在の自動車では構造用セラミックス、電子セラミックスなど重要な構成部品としてセラミック製品が用いられている。また,次世代の自動車にも多くのセラミック部品が応用されようとしている。本講義ではセラミックスの基本的な構造と物性について解説するとともに、セラミックスに特徴的な機械的、電磁気的、化学的特性について講義する。 | 2 | 1年前期 |
自動車用触媒科学 | 現在の自動車には環境調和性が強く要求されており、排ガスを浄化する触媒技術は必要不可欠な技術となっている。そこで、本講義では、現在の自動車の排ガス浄化システムについて紹介するとともに、今後、適用されようとしてディーゼル排ガス浄化触媒技術について紹介する。一方で、自動車用の新しい動力として燃料電池が期待されており、この燃料電池にも多くの触媒が用いられることから、これらの触媒についても紹介を行う。 ※英語による授業 | 2 | 1年後期 |
オートモーティブ環境科学 I | 環境問題とは何かの本質を考え、物質循環の意味、リサイクルの形態、種類について解説する。光触媒材料をはじめとした、環境調和側のエネルギー製造法やガスをはじめとした化学剤の分解方法など、今後期待されるエネルギー製造手法・新リサイクル技術を考える。上記に関連して、有機・無機複合材料の理論と設計指針について概説する。また、素材再生事業の問題点、循環型社会形成の推進についても学ぶ。 | 2 | 後期集中 |
自動車用表示材料特論 | 本講義では、有機高分子の物性を材料応用の観点から解説し、演習を行う。材料応用としては、液晶ディスプレイおよび有機エレクトロルミネッセンス(EL)ディスプレイを中心とした電子表示素子の基本原理や特徴も取り扱う。これらの表示素子技術と密接に関わる液晶材料、有機半導体材料、発光材料などについても解説する。 | 2 | 1年後期 |
自動車用半導体デバイス基礎 | 現在、車などで使われている半導体パワーデバイスについての基礎知識を学ぶ。半導体デバイスに関する基礎知識を身に付け、デバイスの構造・動作原理・特性・応用実例などを理解する事を目標とする。 | 2 | 1年前期 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブダイナミクス概論 | 機械工学において体系化されている四大力学(材料力学,流体力学,熱力学,機械力学)に信頼性工学を加えた自動車構造・運動系の科学を,当該専門分野外の学生を対象として幅広い基礎からの講義により,ダイナミクスの基本原理を理解する。 1) 材料力学の基礎 2) 構造強度学の基礎 3) 流体力学の基礎 4) 熱力学の基礎 5) 機械力学の基礎 | 2 | 1年前期 |
構造・動力学特論 | 自動車の走行時には動力学的な力(慣性力)が各構成要素に作用し、振動等の発生が問題となる。自動車の快適性、安全性を確保するために、振動の計測と信号処理の基礎を習得した後、実用上多くの場合に発生するランダム的な振動問題を理論的に取り扱い、そのための解析手法や、自動車等の動特性検出法、実用例,機能劣化、損傷等を早期に検出するための信号解析手法を講義により習得する。 | 2 | 1年後期 |
構造・動力学演習 | 自動車のみならず機械構造の設計に有限要素法は不可欠である。自動車の乗り心地を決める性能に大きく影響するのは振動である。ここでは機械振動に対する有限要素法に絞り、洋書教材を用いて輪講形式でその内容を学んでいく。 | 2 | 1年後期 |
自動車空気力学特論 | 自動車の空気抵抗を減少させる車体形状は,高速走行性能の向上と燃料消費率向上を図るうえで重要である。空力性能向上を目的としてCFD(数値流体力学)と風洞実験により進められてきた自動車空気力学に関する知識,さらに最適車体形状を模索するために必要な理論を講義により習得する。 | 2 | 1年前期 |
自動車空気力学演習 | 自動車の空気抵抗を減少させる車体形状は,高速走行性能の向上と燃料消費率向上を図るうえで重要である。空力性能を向上させる最適車体形状の模索に必要な自動車空気力学に関する理論の講義と並行して,演習を通して習得した知識を活用する実務応用力を高める。 | 2 | 1年後期 |
自動車動力源特論 | 自動車用の動力源に対して、CO2低減、大気環境浄化が世界規模で要求されている。まず、内燃機関について、基礎的な熱力学のサイクル論、実際の燃焼現象・環境対策を学ぶ。さらに、上記の様々な要求に対応した自動車用動力源の最近の進化について文献調査などにより理解を深める。 | 2 | 1年前期 |
自動車動力源演習 | 自動車用の動力源に対して、CO2低減、大気環境浄化が世界規模で要求されている。自動車動力源特論にて修得したこれらの要求に対応するための知識をベースに、サイクル計算、燃焼現象、エネルギー収支に関する演習を行い、実務応用能力を高める。 | 2 | 1年後期 |
モービルソース環境科学 | 自動車からの大気汚染物質の生成・排出過程とその低減方法、大気中における光化学反応などによる2次大気汚染物質の生成過程、大気中における拡散過程、有害物質の分析・測定方法に関して幅広い講義を行い、環境調和型低公害自動車開発に向けた専門知識を高める。 | 2 | 1年後期 |
自動車強度学特論 | 機械工学において体系化されている材料力学を基礎とし、軽量・高剛性・高強度自動車構造構築のための自動車および自動車部材の強度解析方法の基礎と応用を習得する。これには、衝突安全性を含める。さらに、高剛性・高強度自動車を設計・製造するために必要な材料選択、製造プロセスなどについても講義する。 | 2 | 1年前期 |
高剛性自動車構造学特論 | 機械工学において体系化されている材料力学を基礎とし、軽量高剛性自動車構造構築のための強度解析方法の充実を図る。さらに軽量化と衝突時車室空間確保を両立させる高剛性殻構造設計を行うための構造強度学を講義により深い理解をし、実務設計能力を高める。 | 2 | 1年前期 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブ情報制御学概論 | 自動車に関する制御と情報の基本概念を講義した後,デバイス,組込みシステム,パワーエレクトロニクス,通信,ネットワーク,センシングなど関連する学術領域についての基礎を紹介する。その上で,自動車における主要な情報・制御システム(エンジン,変速機の制御システム,電気自動車,by- wire,ITSなど)について紹介し,今後の技術動向を展望する。 1) 総論として自動車制御の基本概念 2) 総論として自動車の情報関連の基本概念 3) 自動車用デバイスの基本概念 4) 自動車用組込みハードウェアの基本概念 5) 自動車用組込みソフトウェアの基本概念 6) 自動車パワーエレクトロニクス制御の基本概念 7) 自動車の通信とネットワークの基本概念 8) 自動車のセンシングの基本概念 9) 自動車のエンジン制御の基本概念 10) 自動車の変速機制御の基本概念 11) 自動車の運動制御の基本概念 12) 電気自動車の基本概念 13) 自動車のby-wire技術の基本概念 14) 高度道路交通システム(ITS)の基本概念 15) 情報と制御から見た自動車の今後 | 2 | 1年前期 |
組込みハードウェア特論 | 車載向け組込みシステムの設計には、低コスト、高性能、および高信頼性が要求される。本講義では、多機能化する車載向け組込みシステムのハードウェアについて講義する。特に電子制御ユニット(ECU)や車載ネットワークを含む組込みハードウェアのアーキテクチャ、およびその設計手法、高性能化技術、および高信頼化技術について最先端の技術動向を交えて体系的に解説する。 | 2 | 1年前期 |
組込みソフトウェア特論 | 組込み/自動車ソフトウェアに関して,アーキテクチャ,ハードウェア技術,ソフトウエア開発技術/支援技術を解説するとともに,いくつかの組込みシステムの応用事例も解説する. | 2 | 1年前期 |
マルチエージェントシステムⅠ | センサネットワーク、IoT、スマートグリッド、高度交通システムやドローンなど、複数の「エージェント」が相互に影響を及ぼし合い全体を構成するようなシステムを「マルチエージェントシステム」と呼ぶ。本講義では、このようなシステムのモデル化・解析・制御のための理論的基礎を習得することを目的とする。また、合意問題を始めとする、マルチエージェントシステムの一般的な制御方法を紹介する。 | 1 | 春学期 |
マルチエージェントシステムⅡ | センサネットワーク、IoT、スマートグリッド、高度交通システムやドローンなど、複数の「エージェント」が相互に影響を及ぼし合い全体を構成するようなシステムを「マルチエージェントシステム」と呼ぶ。本講義では、マルチエージェントシステム制御Ⅰに引き続き、このようなシステムのモデル化・解析・制御のための理論的基礎を習得することを目的とする。また、被覆制御や分散最適化、群制御などへの応用例を紹介する。 | 1 | 夏学期 |
移動体通信基礎論 | 有線および無線通信の基盤であるデジタル通信方式の基礎について講義する。フーリエ変換等の初歩的信号処理技術の復習から始め、雑音、サンプリング定理、音声符号化等のデジタル信号処理の基礎事項を学んだ後、デジタル変復調技術の学習へと進む。 | 2 | 2年後期 |
自動車センサーシステム特論 | 自動車のエレクトロニクスの中でのセンサーの役割,センサーを実現するための要素技術,特に最近主流となりつつあるMEMSセンサー実現のための半導体技術について講義する。さらにエンジン制御用,シャシ制御用,電装用,ITS用と個別に各センサーの特徴,構成等を説明する。 | 2 | 1年前期 |
自動車パワーエレクトロニクス特論 | 次世代の車載制御系のアクチュエータである小型モータやリニアモータ,電気自動車のパワートレインの構成要素である高出力回転機(モータ),それを駆動するインバータ回路,スイッチングデバイス(大電流半導体素子),2次電池,大容量キャパシタ,および電磁ノイズ対策について体系的に学ぶ。 | 2 | 1年前期 |
自動車情報計測制御演習 | 複数名からなるグループに分かれ,教員または産業界が提示する,あるいはグループで定めた国内外の社会ニーズを詳細化し,グループで明らかにすべき問題を定める。定めた問題の解決に寄与し得る既存技術とその課題について,グループ各人で分担して国内外の論文,特許をはじめとするさまざまな情報源を網羅的に調査し,調査結果をグループで分析,知識として体系化し,また研究テーマを立案した上で報告書にまとめ,発表する。 | 2 | 1年前期 |
自動車情報計測制御実習 | 複数名からなるグループに分かれ,教員または産業界が提示する,あるいはグループで定めた技術的課題に対する解決策を確立する。技術的課題は要求として与えられ,グループは要求を分析し,要求を解決すべく新規システムの構築,あるいは既存システムの分析や改善を行う。実習はPBL形式で行い,受講生は計画に基づき,期限,予算の範囲で問題を解決しなければならない。成果は別途定める日に開催する発表会で発表する。 | 2 | 1年後期 |
超伝導応用システム特論 | 超伝導技術は、損失がほとんど無視できる状態で、従来の百倍以上の電流密度での通電が可能という特長を有しており、自動車に関係する分野では、電気自動車用モータへの適用、非接触給電への適用、また燃料電池自動車普及に大きく関係する水素社会との相乗効果が期待されている。本講義では、このような超伝導技術について、材料の基礎から応用システムまで、最新動向を含めて幅広く紹介する。 | 2 | 1年前期 |
自動車電子デバイス特論 | 自動車および自動車産業についての理解を深めつつ、自動車の構造と性能設計を学び、自動車を取り巻く環境・エネルギー、資源そして安全問題のポイントを理解する。次に、先進電動車の基礎と先進安全システム、それらに対する評価の視点や手法を理解する。さらに、それらシステム、車両のキーとなる先進の電子デバイス、電気化学デバイスを体系的に学び、その重要性と実現に向けた課題などの基礎を理解する。 | 2 | 1年前期 |
ソフトウェア開発プロセス特論 | ソフトウェア開発の目的を達成するためには、開発プロセスを自己で管理すること、ならびに、その自己管理能力を高めていくことが求められる。本講義では、このようなソフトウェア開発プロセスの自己管理の実現と向上を目的とした手法である PSP (Personal Software Process)法の紹介を行うとともに、その実践(演習)を通して、開発プロセスについての理解と、その自己管理能力の向上を目指す。特に、計画立案に必要な開発ソフトウェアの規模と開発時間の見積もり方法について焦点をあて講義する。 | 2 | 春学期 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブ人間科学概論 | 人間科学分野の概論として、最初に、運転者の情報処理特性や運転適性、そして国や地方自治体等の交通安全行政、施策、スマートモビリティによる未来の福祉サービス等について紹介する。次に、オートモーティブデザイン(自動車・自転車・鉄道・船舶等)全般に関して具体例を通じ説明する。自動車の設計において必要となる、情報提示技術について講義する。道路案内標識システム、経路誘導、運転者の選択行動の理論、交通流、交通に関わる人の行動のモデル、防犯・事故と交通計画について解説する。最後に、受講者が人間と車の関わりについて自ら調べたことの発表をおこなう。 | 2 | 1年前期 |
エクステリア・エアロデザイン | 自動車のエクステリア(外装)デザインは,単に美を追求するだけではなく,様々な設計要件を満たしていなければならない。特に空気力学的性能は,形態が機能に影響を与える最たるものであり,デザイナー自身も空力技術に配慮しつつ,ボディ形状を決定しなければならない。以上の様な理由から,デザインをベースに,自動車に特化した空力技術を解説し,「カーデザインにおける形態と機能」についての理解を深め,地球環境に優しい自動車をデザインする方法を考察する。 1) 車のエクステリア(外装)デザインをベースとした,エアロデザイン車に着目し,イメージとしての空力から実質的なものへの歴史を解説し,その後ボディデザインを中心とした空力技術について,プロトタイプおよび量産車等の例をあげ講義する。 2) 空力テクノロジーをベースとした,ボディ形状および空力ディバイスと空力技術の関係について考察する。 3) 最初に空力理論の基礎を解説し,次に車に特化した空力の基礎,更に最新の応用技術についてデザインとの関係から講義を行う。 | 2 | 1年前期 |
インテリア・インタフェースデザイン | モビリティや生活環境のインテリアについて考えるときに、人間とモビリティとのユーザビリティーをふまえた安全性や快適性が求められる。またモビリティは、単なる移動手段としてではなく、積極的なコミュニケーションやエンターテインメント空間としてもとらえることができる。また、移動空間・移動体は自動車だけでなく、船・バイク・飛行隊など多くのモノが生活に関わってきている。ここでは、芸術工学や工業設計学の基盤となる人間工学やインターフェース・インタラクションの観点から、オートモーティブ自体を多角的とらえ理解を深めるため講義と演習を併用しながら進めて行く。 | 2 | 1年前期 |
自動車感性評価学 | 自動車の魅力を高めていくためには、乗り心地、快適性をいかに高めていくかが重要であり、そのための手法として感性評価、官能評価がある。この講義では、最初に、感性評価、官能評価の考え方、測定方法について解説した後、質的データ、量的データの統計的解析方法について述べる。次に、より高度な評価分析法として多変量解析を紹介する。自動車分野で各手法が実際にどのように用いられているのかがわかるように、適宜、その手法が用いられている事例を紹介する。 | 2 | 1年前期 |
交通心理学研究法 | 交通心理学分野の研究を行うための、実験法、調査法、論文の書き方、発表資料の作り方について学ぶ。それぞれについて、最初に解説があり、次に実例に基づく演習が用意されている。解説や演習では初学者が陥りやすいポイントを知ることができ、修士論文研究を行うための研究法を身につけることができる。 | 2 | 1年前期 |
交通心理学 | 自動車事故の原因は,そのほとんどが人的要因にあるといわれており,運転者の心理や行動特性を理解することが事故防止に必須である。また,これらの理解は,魅力的な自動車,快適な自動車を作る上でも重要である。この講義では,運転者の情報処理特性,運転態度と運転行動との関係,運転行動のモデル,危険知覚,危険を受容する心理と行動,飲酒や疲労,ストレスが運転者に及ぼす影響,社会的行動としての運転(カーコミュニケーション,攻撃性)等について解説し,運転者の心理と行動についての理解を深める。 | 2 | 1年前期 |
自動車安全文化論 | 人間科学の立場から自動車の安全性を考えるために,交通事故の実態,運転適性と交通安全教育について学習する。最初に,どのような事故がどのくらい起こっているのかを認識するために事故統計について紹介する。次に,交通安全に関する学問的基礎である交通心理学について概略を説明し,事故要因,歩行者・自転車の事故,ヒューマンエラーの理論,さらに運転適性(性格理論や心理テスト,交通事故傾性,事故傾向,運転適性,運転適性検査)について紹介する。次に,交通安全教育について,国や地方自治体,学校,地域,企業,海外の取り組みを説明する。最後に,近年,研究開発が進みつつある運転支援システムについて紹介する。 | 2 | 1年前期 |
都市交通論 | 本講義は、3名の講師による講義である。
梶田は、都市における公共交通と自動車の観点から土地利用と関係、交通網計画、複数交通手段の結節点、交通需要マネジメントによる自動車の効率的利用、地区の安心安全のための計画について解説する。 中井は、交通事故の発生状況について、車両特性や環境要因からだけでなく人間科学的な側面(当事者の要因)から俯瞰するとともに、ソフト面での安全対策(特に、安全教育)を中心に解説する。 北折は、交通ルールに関する切り口から、社会について考える機会を提供する。主に、制限速度や厳罰化について、多面的観点から考える力を養う。 | 2 | 1年後期 |
海外都市計画 | 本授業は講義形式で,都市解析モデルに関する専門知識の修得を通じて,都市現象の定量的把握及び予測に必要な総合力を身につけることを目的とする。都市モデルは数学方程式を用いて都市現象,システム等を記述し,都市現象のいくつかの側面を抽象化し,都市における土地利用,交通計画,施設配置等の数多くの都市活動を扱っている。この授業では,主に1950年代以降自動車が急速に普及し,新しいモビリティに対処するために欧米を中心に開発された代表的な都市モデルの解き方及び実際の計画の場でどのように応用されて来たかを解説する。 | 2 | 1年後期 |
交通流工学 | 道路の幾何構造、自動車のミクロ交通流、ネットワーク交通流の現象と理論、交通シミュレーション手法の学習を通して、自動車とその走行空間との関係を総合的に理解することを目的とする。 | 2 | 1年前期 |
オートモーティブ環境科学 II | 環境問題に対する取組の多くが表面的・断面的であることを理解し,工学の立場から環境問題をどのように取り扱うべきであるかを学習するとともに,環境と調和した人間活動のあるべき姿を考える。そして,環境問題に対する根源的,体系的理解を深め,人間活動の活発化にともない顕在してきた地球規模にまで及ぶ環境問題を単なる科学技術としての立場ではなく,自然環境や社会環境の中で改めて捉え直し,新しい環境への取組みを検討する。その第一歩として、地球の自然環境を知ること,さらにこれまでの人間の開発活動が環境へどのようなインパクトを与えているかをグローバルにとらえて,技術的解決,政策,生活様式の改革など環境システム的考え方による環境科学の基礎を学習する。
※1年ごとに英語と日本語を交互で開講 | 2 | 1年前期 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブ社会科学概論 | 自動車および自動車産業をめぐる諸問題について全体像を俯瞰したうえ、これらの問題が社会科学的なアプローチによってどのように捉えられ、分析できるかを概観していく。自動車が経済や社会、環境に与える影響を主に経済学の視点から、自動車メーカーや部品メーカーの直面する課題を主に経営学の視点から講義する。 | 2 | 1年前期 |
経営管理特論 | Macro organizational behavior is one of the academic field in management studies, which is aimed at explaining causal relations regarding organizational actions, performance, and survival with its focus on interactions between organizations and their external environments. In this course, students will learn fundamental theories which are frequently used in the research on macro organizational behavior. For this, students will review book chapters and academic papers.
Major objectives of these works are to understand what are the major concerns of macro organizational behaviors and how to find research questions, develop main arguments (hypotheses), and develop methods of this research area, and to critically and constructively assess academic papers based on this field. As a final test, this class will require students to make a short research proposal based on ideas that they learn in this class and state research questions, purposes, main arguments (hypotheses), methods and expected implications. 日本語・英語併用による授業 | 2 | 1年前期 |
企業戦略マネジメント | Today automotive firms face multiple challenges, including growing demand for eco-friendly products with more safety features, rapid growth in emerging markets as well as stagnating markets in advanced economies. This course provides students with fundamental concepts and theories of strategy that will enable them to understand and practice strategic management in automotive industry. With those conceptual tools strategic challenges and actions taken by major automotive firms will be discussed. | 2 | 1年後期 |
イノベーション・マネジメント | 近年の成熟した産業界において最も重要な課題はイノベーションであると考えられている。特に自動車産業はパラダイムシフトを実現する時期に差し掛かっており、自社内でのイノベーションの創出やその効果的な管理の必要性が高まっている。この授業では、予め配布した論文や著書を読み議論することで、国内外におけるイノベーション理論の流れを理解し、トヨタ自動車やその他の産業の具体例を検討しながら製品開発やイノベーションの在り方を学んでいく。 | 2 | 1年前期 |
プロダクション・マネジメント | 生産管理の役割は、生産の良い流れを設計し、維持し、改善することにある。本講義では、「流れづくり」という観点から、(1)生産管理の全体像を描くとともに、(2)流れを分析するためのツールの習得、(3)流れを改善するための考え方や方法論について学習する。 具体的には、トヨタ生産方式を源流とするリーン生産方式の考え方に基づき、品質(Quality)、コスト(Cost)、納期(Delivery)の維持・改善とともに、生産の柔軟性(Flexibility)の向上をいかに図っていくかを学んでいく。また、生産の流れを分析する手法として、バリュー・ストリーム・マッピング(VSM、トヨタでは「モノと情報の流れ図」として知られる)を紹介し、VSMを用いた生産改善について学ぶ。 さらに、今後の生産管理の在り方を考えるために、日本のものづくりが拠って立つ前提条件である生産組織や労務管理の特徴、情報技術の影響についてもとりあげ考察していく。 | 2 | 1年前期 |
市場システム分析 | 企業側からの市場システムの理解を学ぶ。具体的には、多変量解析やデータマイニングの技法をRやSPSSを用いて実習する。特にアンケート調査などのカテゴリカル・データの分析を中心に、分析手順を詳細に検討する。また、Linux上のPythonのライブラリ(Numpy;Scipy等)での分析も行う。 | 2 | 1年後期 |
グローバル経営 | This course is to provide an overview of the role of logistics in a global economy by acquainting students with the basic knowledge on global logistics including the concepts and frameworks.
The basic structure of the course will involve case method, class discussion, lecture and group presentation on the current issues regarding global logistics.
You will be expected to come prepared to engage with the material, to attend class and to aggressively participate in the class discussion. You are also encouraged to discuss cases and course issues with your classmates in preparing for the class. Peer review on each group presentation will be done for grading. ※英語による授業 | 2 | 1年後期 |
エコロジーの経済 | 環境経済学は環境問題を経済学的に分析し,その解決のための環境政策を評価することを目的とした学問である。本講義では環境経済学を専門的に学びたいと考えている大学院学生に対し,理論分析を中心とした環境経済学の中級,上級の内容を概説する。 | 2 | 1年前期 |
交通の経済学 | 主に自動車・鉄道を中心とする陸上交通を対象として、それに関わる主体や制度、政策評価の視点から、交通というものがどのように日常生活や地域・国土形成に影響しているかを考えます。また、政策評価の手法を学ぶことや、道路混雑の影響、高速道路無料化政策などの交通政策についても考えていきます。 | 2 | 1年後期 |
生産管理 | 生産管理は自動車メーカーにとって重要な機能である。 最も優れた事例はトヨタとトヨタ生産方式(TPS)である。今日主要自動車メーカー及び部品企業が、このリーン生産と呼ばれるベンチマークに基づいて生産システムを構築している。このコースは、TPSが自動車の品質、コスト、納期においてどのように優れた結果を達成しているかを説明する。更に、人材管理、欧米の自動車メーカーにおけるTPSの適応、技術的変化の影響などの関連テーマについても説明する。 | 2 | 1年前期 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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上級国際コミュニケーション演習 | オートモーティブサイエンス専攻の全分野の大学院生が一同に会して、研究成果を英語で発表しあい、質疑応答等を通じて教員の指導を受ける。 | 2 | 1~3通年 |
インターンシップ | 専門的な知識を実践的な知識に変換し、仕事の場でそれを駆使しながら、チームワークの基本とリーダーシップを学ぶことができるように、事前に各自で計画した研修課題にふさわしい受入企業等における実践の場を適切に設定し、高度な実践的な知識を修得するのに十分な期間の研修を求める。
また、その成果が博士論文や研究活動に反映されるよう事後指導を行う。 | 3 | 1~3通年 |
オートモーティブサイエンス特論 | 進学時に短期集中で開講される必修科目。オートモーティブサイエンスの全体を展望し、学究活動のベクトルを定めるべく、自動車メーカーのトップを招いて授業を行う。 オートモーティブをめぐる現状と展望を中心に、自動車産業の経済的位置づけと現在までの歩み、自動車技術の進化と将来展望、自動車産業のグローバル化、自動車と人間・社会の関係、自動車と環境・エネルギー問題、自動車産業の求める人材像などを取り上げる。自動車メーカーのトップの方々による講義を通じて、オートモーティブサイエンスを学ぶ意義やセンスを深く理解し、それを大学院での研究課題に結びつけ、将来のキャリアパスを描くことになる。 | 1 | 1年前期 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブサイエンス特別研究A | 先端材料科学(鉄鋼材料、非鉄金属材料、非金属材料)の急進展を展望しつつ、これからの自動車に求められる材料のあり方について最新の研究や技術開発の動向を踏まえて研究を指導する。 | 12 | 1~3通年 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブサイエンス特別研究B | 材料力学、流体力学、熱力学、機械力学などの力学、熱工学や信頼性工学など基礎にして、先端的な自動車構造や運動系のダイナミクスの研究を指導する。 | 12 | 1~3通年 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブサイエンス特別研究C | ソフトウェア、ハードウェア(マイクロプロセッサ)・制御・パワーエレクトロニクス技術などは、今後ますます自動車のキーテクノロジーとして重要度を増してゆくと考えられる。 これら、情報制御技術の自動車への展開を開発研究する。 | 12 | 1~3通年 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブサイエンス特別研究D | 快適で安全な自動車社会が必要とする自動車の感性評価や交通心理学的課題、交通流や交通情報の工学的課題をめぐって先端的な研究指導を行う。 | 12 | 1~3通年 |
授業科目 | 内容 | 単位 | 開講時期 |
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オートモーティブサイエンス特別研究E | 巨大化した自動車産業がもたらす環境エネルギーに関る課題を経済学的観点から分析する。環境規制政策と自動車企業との関わりについて環境経済学の立場から理論的・実証的な研究を行う。 3年間のなかで具体的な研究計画を立てて、博士論文を作成する際に必要な文献調査方法、研究方法、論文の構成方法について指導する。 | 12 | 1~3通年 |