ライブラリーサイエンス専攻と附属図書館共催による連続講演会の第11回講演会を、以下の要領で開催いたします。

 今回は、ライブラリーサイエンス専攻で非常勤講師をお務めいただいている、針谷武志教授(別府大学)のご講演です。

針谷教授は、日本近世・近代史とともに、アーカイブズ研究に携わっておられます。西欧では、近代国家形成の過程で国家の行政サーヴィスの一環として文書館が整備されました。これに対して、近代的文書館制度を長らく拒否していた我が国において、第2次大戦後、アーカイブズ運動の主たる担い手となったのは、日本近世、近代史の歴史研究者でした。

 今回は、公文書管理法でも、行政文書とは異なる位置を与えられた歴史的公文書についてご講演いただくとともに、その管理をになうアーキビストの人材養成について考える機会としたいと思います。我が国におけるアーカイブズ資料のあり方やその研究、管理について、認識をあらたにする貴重な機会となろうかと思います。是非ご参加ください。

 日時:2012年8月21日(火)15時30分から17時
 会場:九州大学中央図書館 新館4階 視聴覚ホール
 講演:針谷武志(別府大学教授。ライブラリーサイエンス専攻非常勤講師)
「歴史的公文書保存と人材育成の展望」

 <参加申し込み>
8月17日(金)までに、下記からお申し込みください。
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/event/eventList.php