ライブラリーサイエンス専攻と附属図書館共催による連続講演会の第13回講演会を、以下の要領で開催いたします。

 今回は、ライブラリーサイエンス専攻専任教員の川平敏文准教授のご講演です。

 川平先生は、文学部で中野三敏先生(現本学名誉教授、文化功労者)のもとで学び、直弟子としては最も若い世代になります。ライブラリーサイエンス専攻では、おもに、日本近世の典籍資料の研究、教育を担当されています。他方、九州大学附属図書館では、中野先生が収集されたコレクションの寄贈を受け、その整理が進行中ですが(『雅俗文庫』)、川平先生は文字通りその作業の中心を担っておられます。

 大学図書館をはじめとする専門図書館は、それぞれ独自なコレクション形成で知られますが、我が国の文化財資料研究の最前線には、大学とともに、この種の資料保存機関が位置しています。今回の講演会は、資料学の最先端の動向に触れるとともに、その新たな展開を支える研究、教育、保存等の諸課題についても、ご一緒に考える機会となることを期待しております。

 多くの皆さまのご出席をお願いいたします。

日時:2012年12月19日(水)15時30分から17時
会場:九州大学中央図書館 新館4階 視聴覚ホール
講演:川平敏文(人文科学研究院/ライブラリーサイエンス専攻准教授)

 「江戸版本書誌学の諸問題 ―本学所蔵書籍を中心に―」

 <参加申し込み>

12月17日(月)まで